無資格だからと諦めないで!

資格がないからと介護の仕事を諦めようとしている人に情報を提供

資格がなくても働ける介護業界

介護の仕事は資格が無くても誰でも就くことができます。しかし、資格の有無でできることとできないことがあります。
まず無資格の職員でも、介護施設や、特別養護施設で働くことができます。仕事内容は、食事の準備や衣類の洗濯、生活必需品の買い物など生活補助に関する仕事が多く、基本的には有資格者のお手伝いになります。なので高齢者の家に行き、食事、入浴の介助をする身体の介護から、生活補助をする訪問介護は、1人で状況をみて判断が必要なのでできません。

専門的なやりがいのある仕事をしたい人は、資格を取得しましょう。介護施設で働きながら、少しずつ資格を増やしていく人もいます。介護系の専門資格では、研修を受けるだけで取得できる資格から、実務経験や専門学校を卒業しないと、取得できない物があります。その中で比較的ハードルが低い資格が、介護職員初任研修です。介護業界で働く基本を130時間の研修で受講することと、1時間程度の筆記試験を受けると取得できます。この資格を所持していると、訪問介護が行えるようになり、上位資格にあたる、介護福祉士実務者研修も取得しやすくなります。無資格の場合450時間なのが、介護職員初任者研修によって受講が免除される科目があるため、320時間の受講で取得できるからです。
また、この資格を所持していないと、国家資格である、介護福祉士の受験資格がありません。介護福祉士の資格を取得するためには、その他にも実務経験が必要です。そのため、今後、資格を取る予定なら、期間以内に上記の2つの資格を取得しておくと良いでしょう。